キース・ジャレットの魅力 [きまま「音楽&美術」雑記帳]
先日、秋葉原の「クラシック&ジャズ館」で買ってきたジャズのCDです。
キース・ジャレット「ザ・ケルンコンサート」
そして・・・聞いてみたいと思ってたキース・ジャレットのバッハ
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」
キース・ジャレットは、ジャズ・ピアニストとして知られているけれど、クラシックなどのジャンルを超えたものも多く演奏している人なんですよ
・・・で、この「ザ・ケルン・コンサート」(The Köln Concert)は、ドイツのケルンにあるオペラ劇場で行われたピアノ・ソロ・コンサートを収録したもので、キース・ジャレットの代表作です。
ばらばらに聞いたことはあるけど、まとめて聞きたいと思い購入
プログラムの一切無い完全即興によるテンションの高い神がかり的な演奏。
事前の準備なしの完全即興だから、曲名らしい曲名もついていないんです・・・。
音楽的には、クラシック音楽のカデンツァに、ジャズの音階とテクニックを持ち込んだ内容・・・っていう感じ。
即興ともなると、自分の持っている引き出し・・・自分がいままで触れてきた音楽や好んで聞いた音楽、
そういうものがベースになるわけだから、まさに、キースの歩んできた音楽そのもの・・・って感じになるんだろうな~。
私も、音楽分析(アナリーゼ)をやる際、やっぱり今まで触れてきた音楽からくる考えや、好みが強く出てきます・・・。食べ物と同じなんですね・・・。今まで食べたものが血となり・・・肉になっちゃうわけで・・・(笑)
そして、「ゴルトベルク変奏曲」・・。
不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話がある曲集です。
20世紀後半になってグレン・グールドがレコード会社の反対を振り切ってピアノ演奏の録音盤を発売し、世界的なセンセーションとともに一躍著名な曲となった曲でも有名・・・。
・・・でも、私としては、グレン・グールドのようなぶっとんだゴルトベルク・・・あまり好きじゃないんですよね
(ま、好みの問題ですからね・・。でも、それ以来、この「変奏曲としては長大で、しかも高度な対位法技術を用いて作られた難解なゴルドベルク変奏曲」が脚光を浴びたわけで・・・、グレン・グールドの功績は偉大です)
バッハは歴史上最大の即興の名人であるわけで・・・、それをこのキースが弾いたらどんなだろうと興味深々だったわけです。
一言でいうなら、開放感のある音楽作り・・・。バッハもこうアプローチしていくのもいいなと思いました。
そして、この録音、キースはピアノじゃなくってチェンバロで弾いてます。
チェンバロはピアノと違い弦をはじくので、タッチが重く感じて、
弾けるはずの曲までとちくるっちゃうんですよ(あくまで、私の個人的感想・・・ですが)
ピアノ以外の楽器にも果敢に取り組むジャズピアニスト・・・。
本当に音楽そのものを愛しているんだな・・・と感じた1枚でありました。
キース・ジャレット「ザ・ケルンコンサート」
そして・・・聞いてみたいと思ってたキース・ジャレットのバッハ
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」
キース・ジャレットは、ジャズ・ピアニストとして知られているけれど、クラシックなどのジャンルを超えたものも多く演奏している人なんですよ
・・・で、この「ザ・ケルン・コンサート」(The Köln Concert)は、ドイツのケルンにあるオペラ劇場で行われたピアノ・ソロ・コンサートを収録したもので、キース・ジャレットの代表作です。
ばらばらに聞いたことはあるけど、まとめて聞きたいと思い購入
プログラムの一切無い完全即興によるテンションの高い神がかり的な演奏。
事前の準備なしの完全即興だから、曲名らしい曲名もついていないんです・・・。
音楽的には、クラシック音楽のカデンツァに、ジャズの音階とテクニックを持ち込んだ内容・・・っていう感じ。
即興ともなると、自分の持っている引き出し・・・自分がいままで触れてきた音楽や好んで聞いた音楽、
そういうものがベースになるわけだから、まさに、キースの歩んできた音楽そのもの・・・って感じになるんだろうな~。
私も、音楽分析(アナリーゼ)をやる際、やっぱり今まで触れてきた音楽からくる考えや、好みが強く出てきます・・・。食べ物と同じなんですね・・・。今まで食べたものが血となり・・・肉になっちゃうわけで・・・(笑)
そして、「ゴルトベルク変奏曲」・・。
不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話がある曲集です。
20世紀後半になってグレン・グールドがレコード会社の反対を振り切ってピアノ演奏の録音盤を発売し、世界的なセンセーションとともに一躍著名な曲となった曲でも有名・・・。
・・・でも、私としては、グレン・グールドのようなぶっとんだゴルトベルク・・・あまり好きじゃないんですよね
(ま、好みの問題ですからね・・。でも、それ以来、この「変奏曲としては長大で、しかも高度な対位法技術を用いて作られた難解なゴルドベルク変奏曲」が脚光を浴びたわけで・・・、グレン・グールドの功績は偉大です)
バッハは歴史上最大の即興の名人であるわけで・・・、それをこのキースが弾いたらどんなだろうと興味深々だったわけです。
一言でいうなら、開放感のある音楽作り・・・。バッハもこうアプローチしていくのもいいなと思いました。
そして、この録音、キースはピアノじゃなくってチェンバロで弾いてます。
チェンバロはピアノと違い弦をはじくので、タッチが重く感じて、
弾けるはずの曲までとちくるっちゃうんですよ(あくまで、私の個人的感想・・・ですが)
ピアノ以外の楽器にも果敢に取り組むジャズピアニスト・・・。
本当に音楽そのものを愛しているんだな・・・と感じた1枚でありました。
こんにちわ。
私もキース・ジャレットは昔はよく聴きました。
クラシックももともとは即興から生まれたものですね。
ですからキースが即興でどんな曲を弾こうが、視聴者側はそのピアノの音に素直に身を任せればいいのだと思います。
先入観を捨てて。
なお私はキースがその後「スタンダード」を魅いてからが特に好きです。
ただ演奏中のあの奇声にときどき戸惑うことが多々ありますが。
因に「ザ・ケルン・コンサート」のCDは所有してませんが、下記のCDを持っています。
(リリース年不順)
「EYES OF THE HEART」
「FACING YOU」
「SOLO-COCERTS」(2枚組)
「STILL LIVE」(2枚組)
「STANDARDS LIVE」
「THE MELODY AT NIGHT,WITH YOU」
ピアノ・トリオの演奏も最高ですね! (^○^)
by mouse1948 (2009-09-18 17:51)
~ありがとうございます~
mouseさん コメントたくさん書いていただいてありがとうございます。
クラシックも肩肘はらずに聞いていくといいですよ(^^)
さすがのキースも・・クラシックのバッハには奇声発してないです(笑)
alo-hadさん niceありがとうございます。時々こんなふうにきままな音楽感想書いてますので、よかったらコメントも書いてくださいね。
by Nyanko (2009-09-21 09:39)